~ 6年経ってたーーー そろそろリニューアルします。 ~

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修論を晒してみる。

 フロムの愛の根元にあるのはきっとこんな感じ。
 小さな物語、ある場面を語るみたい感じに書いてみた。

 続き

 8歳くらい、まだ打ち解けていない子供が二人居る。帰り道を歩いている。

 夕暮れ時で、周りには他に人は居らず、どことなく不気味な空気が漂っている。

 この風景にどちらも実は怖がっているのだけど、どちらもそれを顔に出しておらず、お互いともお互いをどう思っているのか、怖くなんてないのか、自分と同じように怖がっているのか、知らない。二人で居るのに、怖いのは自分だけかもしれないと思って、この状況を、頼りなく、不安げに思っている。

 突然、不気味な鳥の鳴き声がして、二人ともおののいてしまった。その過剰な驚き方を見て、お互いに気付いた。
「相手も自分と同じように怖がっていて、表に出していないだけなんだな」と。
 怖がっているのは自分だけじゃなくて、相手もだった。それを知った途端、不思議と心が落ち着く場所があった。

 相手の中に触れる感覚。
 フロムの愛の四要素、すなわち、
・知(knowledge)
・尊重(respect)
・気配り(care)
・応答(responsibility)
 この「知」は、第一義的に、このように理解される…べきじゃないかなぁ。
 あー物書きしてぇ。うまく書けるかとかじゃなくて、書くのが楽しい。

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